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弁当店倒産が過去最多ペース コメ高騰も備蓄米ためらい 「試食して納得できれば」【知ってもっと】【グッド!モーニング】(2025年6月10日)

 コメ価格の高騰が直撃しているのが弁当店です。倒産ペースが過去最多となり、安い備蓄米の登場は朗報となるのでしょうか?

■備蓄米ためらい「試食して納得できれば」

 ふわふわの白身魚とちくわのフライがのったボリューム満点の「のり弁当」が420円。この安さが長年この店の人気を支えてきた理由の一つです。

弁当販売店「旨家」 店長(40代)
「本当に常連さん多いですね。もう半分サービスみたいな感じで、いつもやってますから」

 今となっては貴重な「ワンコイン弁当」ですが、メニューのポップには値段を上から貼り替えた跡がありました。

「前は、のり弁は380円か390円か。(今は)40円くらい値上げしました。あとは、もう夫婦で頑張るしかない感じ。人を雇わないで」

 東京・神田で、夫婦2人で営むこの弁当店もコメの価格高騰が大きな打撃となっています。

「コメの影響が一番大きいですね。あと、のりとかも高くなったしね。油も結構前と比べて倍以上に(値段が)上がった。うち油使いますから、結構大変だったんです」

 帝国データバンクによると、今年1月から5月の弁当店の倒産件数は22件で、去年の同じ時期を上回り過去最多のペースで推移しています。

 そんななかで、スーパーやコンビニ店にも並び始めた5キロ2000円程度の備蓄米。しかし、現時点では弁当に使うことは考えていないといいます。

「(備蓄米は)とりあえずは考えていないですね。今後、試食して納得できる味だったら、使ってもいいかなと思います」

 味が納得できないうちは安易に備蓄米には流れず、タレを市販のものから自家製に変えたり、営業時間を縮めて人件費を減らしたりして、安い弁当を維持したいといいます。

「生姜(しょうが)焼きのタレを作って、生姜を買って刻みにして、しょうゆ、お酒とかいろいろ合わせて、なるべくお客さんが納得できるような味に。こういうご時世だから、よほど食材(の値段が)上がらない限り、 この値段でキープしたいなと思います」

(「グッド!モーニング」2025年6月10日放送分より)
[テレ朝news] news.tv-asahi.co.jp/

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