ちょっとひと息☕️
まっしろいみちの再掲です
祖父は自分が生まれた時にはもう天国にいました
そんな祖父との関係はコーヒーを淹れるだけ
大きくなって今
自分がコーヒーを飲むようになって
もし祖父が生きていたらどんな風なんだろうなー
寂しいようなあたたかいような
そんなシーンを詩にしました
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◆朗読 :みちくさ(道野草太)
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◆音楽/動画 : MindTradition.
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◆企画制作:まっしろいみち
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僕の知らない人
僕の家には知らない人がいる
「美味しいコーヒーを淹れてあげて」
お母さんの言葉のままに
僕はその人にコーヒーを淹れた
知らない人はずっとその場から動かない
ただこちらを見て少し微笑んでいる
「昔は俳優さんにスカウトされちゃうくらい
素敵だったのよ」
その人の昔話をお母さんは楽しそうに
コーヒーの薫りに乗せる
暑い日の夕暮れ
遠くから冷たい風がふいた
それは漂っていた薫りの向こうから
違う香りを連れてきた
「あれから30年になるのね」
お母さんは今日も僕の知らない人に
手を合わせいる
僕が生まれたその時に
その人が僕に触れていたら
知らない人じゃなく
おじいちゃんって呼べたのかな
#朗読 #小さなお話 #poetry #ポエトリーリーディング
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