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[やさしい朗読]僕の知らない人

ちょっとひと息☕️
まっしろいみちの再掲です

祖父は自分が生まれた時にはもう天国にいました
そんな祖父との関係はコーヒーを淹れるだけ
大きくなって今
自分がコーヒーを飲むようになって
もし祖父が生きていたらどんな風なんだろうなー
寂しいようなあたたかいような
そんなシーンを詩にしました

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◆朗読 :みちくさ(道野草太)
・YouTube:   / @user-michikusadou  
・X:x.com/michi_kusa_

◆音楽/動画 : MindTradition.
・Youtube ::   / @mindtradition.279  
・X:x.com/kuzuha47

◆詩/絵しろ(しろいひと)
・Youtube:   / @shiroi_fudeoki  
・X:x.com/shiroi_hito3

◆企画制作:まっしろいみち
・YouTube:   / @まっしろいみち  


*・゜゚・*:.。..。.:*・・*:.。. .。.:*・゜゚・

僕の知らない人


僕の家には知らない人がいる

「美味しいコーヒーを淹れてあげて」

お母さんの言葉のままに
僕はその人にコーヒーを淹れた

知らない人はずっとその場から動かない
ただこちらを見て少し微笑んでいる

「昔は俳優さんにスカウトされちゃうくらい
素敵だったのよ」

その人の昔話をお母さんは楽しそうに
コーヒーの薫りに乗せる

暑い日の夕暮れ
遠くから冷たい風がふいた

それは漂っていた薫りの向こうから
違う香りを連れてきた


「あれから30年になるのね」


お母さんは今日も僕の知らない人に
手を合わせいる

僕が生まれたその時に
その人が僕に触れていたら
知らない人じゃなく

おじいちゃんって呼べたのかな

#朗読 #小さなお話 #poetry #ポエトリーリーディング

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