[日本心理学会第88回大会] 大会企画シンポジウム
[IS-013]
臨床神経心理の世界
神経心理学を臨床的な研究、アセスメント、心理的介入に活かす方法
2024年9月7日(土) 15:50-17:30
第2会場(3F A1)
企画代表者:日本心理学会教育研究委員会 講演・出版等企画小委員会1
企画者:岡村 陽子2
話題提供者:岡村 陽子2、坂本 麻衣子3、冨岡(藤森) 秀子4、堀越 歩5
指定討論者:岡村 陽子2
司会者:岡村 陽子2
(1. 日本心理学会、2. 専修大学人間科学部、3. 佐賀大学医学部付属地域医療科学教育センター、4. 横浜市立脳卒中・神経脊椎センター、5. 西仙台病院)
神経心理学を学んだ人は、フィニアス・ゲージやH・Mなどの脳に損傷を受けた人の話を知っているだろう。臨床神経心理学の世界では、そのような人々と日々臨床で向き合っている。臨床神経心理学は、脳と行動、情動の関係について理解し,神経心理学的な知識に基づいて、アセスメントや治療的な介入を行うための学問である。最近は、公認心理師取得のために必要な25科目のひとつに「神経・生理心理学」があり、多くの人が神経心理学に触れていると思うが、「臨床」神経心理学では具体的に何をするのかイメージがわかないかもしれない。本シンポジウムでは、身体疾患、脳血管障害、認知症といった領域で実際にアセスメントや介入を行っているシンポジストに、臨床神経心理学の研究や実践に関する話題を提供していただく。3人のシンポジストの提供する話題を通して臨床神経心理学の世界を紹介し、これから神経心理学を学ぶ人に、授業で興味を持った人に、今神経心理学分野にいる人に、そして臨床で実際に人を支援している人に、臨床神経心理学の世界を知ってもらいたい、この世界に入ってきてもらいたい、多くの人とつながっていきたい。そうした願いを込めて、今後ますます必要性を増す臨床神経心理学についてフロアとともに語りあうシンポジウムとして企画する。
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